ホーム生活>2019/8/27

閉鎖病棟とは

閉鎖病棟からの飛び降りに関して。ひぐらしに転落死する話が出てきたが、自分も病院の窓から飛ぼうとした。これを詳しく書く。

閉鎖病棟の概要

牢屋と少年院の中間の位置づけ。

メンヘラの中でも、最高に症状の重い人が入れさせられる病室であり、その雰囲気は牢屋に近かった。

閉鎖病棟前に少年院に連れていかれそうになってそこに沢山の子供(当初は自分も子供だった)を見たが、少年院よりは閉鎖病棟の方が劣悪であり、下手をすると牢屋より閉鎖病棟の方が劣悪とも言える。

鉄格子

牢屋に近いためか、昔の自分のように脱走を謀る人もおり、基本的に厳重な窓と扉になっている。

昔の仕様である、格子ドア、格子窓は患者の精神に良くなかったり、自由に退院出来る法律に変わった背景もあり、減少している。

自分の実体験と照らし合わせて書き纏めると…

昭和~平成初期の真実の閉鎖病棟

扉 〇鉄格子(恐怖心、反省を煽る)。若しくは頑健な扉。

窓 〇脱出不能な格子窓。小型窓。転落防止。開かないタイプは、ビジネスホテルでは現在も見かける。

食事 〇配膳タイプ(残飯レベル)。食事後にインターホンで空のトレイを回収してもらう。飲み物も自由には飲めず、都度ボトル詰め替え。とりわけ、数週間から数カ月風呂に入れないのは厳しい要素かもしれない。

退院 〇患者の意思では不可能。最短でも三カ月は覚悟した方がいい。一生出られないと言われた時は死刑宣告に感じた。(一生出れず亡くなった人もいたらしく、特に過去のヨーロッパでは錠に括り付けられてそのまま死なせられるケースもあった)

持ち込み 〇不可能。入院前に没収され、連絡も出来なくなる。この時代に、ここに行き着くならば、学校は中退、仕事はクビで、ほぼ間違いない。

特に、鉛筆などは首に刺す自殺リスクがあるから持ち込みに厳しく、電子機器も電池を飲み込むから駄目。

尤も、ガラケー時代より昔の時代なので、携帯型電子機器の概念そのものがなかった。

 

現代(ノベル続編)の嘘の閉鎖病棟

扉 〇鍵付きのドア。蹴り壊せる程度のもの。

窓 〇鍵付きの家庭用窓か、小型窓。20cm四方で開かないタイプ。

食事 〇配膳タイプ。そこそこ美味しいとも聞く。

退院 〇患者の意思で退院が可能。社会復帰を考慮してか、最長でも三カ月で出さされる。いつでも出られるというのは、閉鎖じゃないような。自分がその時言われた死刑宣告の内容と世代格差を感じる。

持ち込み 〇可能。その様子をSNSに載せてるメンヘラがいたりと、何でもかんでもやりたい放題。これも、それは果たして閉鎖と呼べるのだろうか?

 

自分は子供の頃にだけなったので、昭和~平成初期タイプ、鉄格子の入口と叩き壊しても脱出不能な格子窓のところにいた。

ひぐらしの件では、当然現代のタイプの病室で描写したが、現在の当事者でも、昔の閉鎖病棟の惨状を知る者は少ないだろう。

8階と2階を勘違いして転落死

このゲームでは、男は普段2階の病室から外に脱出していて、8階に移されてから2階と勘違いして、格子タイプでない窓から外に脱出しようとして(しようとしてるときに突き落とされて)、結局死んだ。

こうへいくん

自分の場合は5階程度の高さで、格子タイプの窓だったため、逃亡も逃亡自殺も不可能だった。

自分は脱出したい質で、格子を強引に破壊しようとして、爪やその他のモノで削り取ろうとしたが無駄だった。

 

格子タイプの利点

万が一、格子でないタイプだった場合は、当時は北海道におり雪がクッションになる可能性に賭けて、叩き壊して飛び降りてはいただろう。

出られる手段があるなら、リスキーでも出れる方には賭けただろう。

 

だが、今冷静に考えれべば、雪がクッションになったとしても、後遺症クラスの重症若しくは死傷の可能性が高かった。

そう考えれば、鉄格子であったのは良かったと今になっては言えるのかもしれない。

格子タイプは精神衛生的によくないから辞めるか、安全面のために格子タイプにするべきかは、難しい判断を問われると言えるだろう。


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