2021年は日本はメダルラッシュで、7月31日の時点で金メダル17個、金銀銅合わせて28個もあるらしい。金メダル30にも到達しそうな勢いだ。
しかし、ここまでのメダルラッシュになってしまうと…
メダルの価値の低下
約10年前の金メダル2~9個だった頃と比べると、相対的に日本人の得る金メダルの価値は下がってしまった感じがある。
金メダル2~9個の時代だと、メダルを取った人の名前は大きく轟き(例えば昔のヤワラチャンや、タカハシナオコさんなど)、スポーツに興味のない人の耳にも入ってきたが…
メダリストが28人以上もいるとなると、全員の名前を覚えてる人は相当なスポーツファンで、一般人からしたら名前を聞いても、誰が誰なのかわからない状態。
ここから金メダルが一つ増えたところで、特別感や奇跡感はあまりない。
普段から頑張ってる人の価値の上昇
大会や勝負には、回数の限られた一回の大きな大会(勝負)と、何度でも挑戦できる小さな大会(結果)の積み重ねとがある。
貯金で1000万得る方法も、宝くじや投資で一発で一千万当てる方法と、毎月4万円を20年間積み重ねる方法とがある。
オリンピックは挑戦試行回数の少ない一回の勝負の要素が特に強い中で、
これだけ一発勝負で大成功を収めた人が世の中(日本)に多いとなると、
逆に、常に記録を積み重ねてる人の価値が上がったんじゃないかなと思った。
個人的には、大きな一発勝負も、小さな結果の積み重ねも、どちらも大事だとは思う。