仕事が休みの昼頃のスーパーは、おばあちゃんで賑わっていた。

惣菜弁当を鑑賞していると、見知らぬおばあちゃんに話し掛けられた

白髪交じりで、身長はかなり低めだった。

「独りものなんかい?」

突然に、かなり際どい内容の質問だ。

独りものか二人ものかだとどう展開が変わってくるというのか。

「あっ。うーん。はい。一応そうです。」

(特にこの日は)際どい状況だったが、そういうことにしておいた。

「あたしもひとりもんだよ」

「そうなんですか・・・」

おじいちゃん

それから…

おばあちゃんの話は止まらず、場を離れたくてもなかなか放してくれない。

粘り打ち打法の使い手なのか?

「この豚煮は美味しいんやわ」

「普段何食べてるの?」

などなど、ガンガンガンガン喋ってくる。

しかし、あいた氏の態度は素っ気なく、目くるめく質問に来返事での応対だった。

暫くすると漸く場を解放された

後で振り返って見てみると、静寂の闇に舞い降りた、かなり寂しそうな背中だった。

それでも、自分はおばあちゃんと結婚するわけにもいかないし、仕方ないことなのだ。

恐ろしいことです。

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